これでいい、これがいい。
こんにちは、中村です。
ついに発売となった話題の新作ストリートファイター6、みなさんやっていますか?
僕も久しぶりに格ゲーをしよう!と思ってトレーニングモードをしたところ、恐ろしく中足波動が出なくて「イキってレバーレスにしたの相当ミスだったのかもしれん」とちょっと後悔してます。
まあボチボチ操作に慣れて行って3ヶ月後くらいにそこそこやれるようになってたらいいなって気持ちでいます。
そんなストリートファイターですが、ストリートファイターと言えばカプコン、カプコンと言えばマーベル、マーベルと言えばマーベルスナップです。(導入を考えるのが面倒になりました)
みなさん、マーベルスナップを知っています?
知らないですよね、僕もちょっと前まで知りませんでした。
アイアンマンやスパイダーマンなどのスーパーヒーローを擁する超人気アメコミブランド「MARVEL」のキャラクターたちがカードゲームになっちゃった!?っていう超贅沢ゲームです。
「俺DCGやってるけど全然知らねえから多分そんな面白くないだろ」
ってこれを読んでくれてるオタクたちは思うでしょうが、それは半分当たりで半分間違いです。
まずこのゲームのルールを簡単に説明しますが、デッキは12枚、初期手札は3枚。全6ターンを行って、毎ターンデッキから1枚ずつドローします。つまりデッキ12枚中9枚を基本的に使えるわけです。
勝敗の条件はそれぞれカードを4枚ずつ設置することができるフィールドが3つ用意されており、各フィールドでは合計パワーが大きい方が勝ちで、より多くのフィールドで勝ったほうが勝ちです。
スーパーシンプルなゲーム。
こんな感じで数字を競う。
「シンプルすぎて絶対おもんないわ」
ってオタクたちは思うと思うんですけど、よくよく考えると他のゲームは相手のライフを削ったら勝ちなんで、それに比べるとこのゲームは実は別にシンプルじゃないです。(自己否定)
それぞれのロケーション(フィールドのことです)で勝っているかどうかだけが勝利条件になるので、それぞれに誰を設置するか、相手は誰を設置してくるかの読み合いが非常に重要なってきます。
2兆対5の勝ちと1対0の勝ちの価値が同じなんですよ。すごくない?僕は結構1対0の勝ちを狙うデッキを使いがちなのでヒヤヒヤしてます。
そしてスーパーシンプルなゲームに相応しく、カードの効果は結構ハチャメチャだし、ルールもハチャメチャだし、なんならランクマがハチャメチャで最高に面白い。
まず、ルールがハチャメチャ。
各ロケーションごとに〜って説明したと思うんですけど、各ロケーションにはそれぞれ効果があります。
例えば1コストのカードはこのロケーションには出せない、みたいな。
100種類?だかあるらしいんですけどそれがランダムに3つ、試合ごとに違うものがピックアップされて出現します。
上はまあ比較的優しい条件を書いたんですけど、「このロケーションにカードはプレイできない」や「このロケーションにプレイしたカードは破壊される」などの1列無駄やんか、なんなん?みたいなロケーションもあれば「このロケーションでは合計パワーが低いほうが勝ち」みたいなルールを無視しないでください…みたいなロケーションもあって、相手がどんなに不利デッキでもワンチャンある感じのルールになっており、毎回ヒヤヒヤします。
1ターン目から3ターン目までで1ターン毎に左からロケーションが見えるようになるので、全貌が明らかにならない中、勇み足で中身が見えてないロケーションにカードを置いた結果即死みたいなことがたまにあります。
そして次にランクマがハチャメチャ。
よくある知らない人とマッチングするモードはランクマしかありません。
そしてそのランクマが超ハチャメチャで、超面白いの。本当に。
まあよくあるアイアン〜みたいなところから登り始めて頂点がインフィニティ。
各〇〇帯は10-19アイアン、20-29はシルバーみたいな1-9の段階があって、〇〇1から〇〇2になるのに7ポイント必要です。
そしてこのポイントですが、なんと自分でレイズできます。
すごない?
スナップ(サノスのあれ)を試合中に出来て、通常勝利2ポイント敗北マイナス2ポイント、相手が撤退で勝利1ポイント、自分が撤退で敗北マイナス1ポイントなんですが、自分か相手がスナップするとそれぞれ倍、両者スナップしていると4倍になります。
この上の8が俺がこのゲームで得られる勝利ポイント。
すごくない?これ、マジで発明。
相手が「もう完璧な手牌で、いつでもコンボができます。はい、勝ち〜」みたいにスナップをかけて来たときに、「いや…そうか?なにが来てもこれなら潰せん?」みたいに読み切れば返しでスナップして8点(通常勝利の4戦分!)をもぎ取れるわけです。
これがマジで楽しくて、言うなればカードゲームにポーカーの要素が追加されているんです。
6ターンで試合が決まるゲームで、6コストのユニットは基本的に強いんですが、例えば5ターン目でほぼほぼ勝ったろみたいな盤面は作れたけど、「あっ、6ターン目の動き弱えわ」って時にブラフでレイズするとかね?そしたら相手はどうしますか?
そうですよね、降ります。撤退ポイント1もらいました、ありがとうございます。
って出来たりするんですよ。
すごくない?これ、マジですごい。
ランクマしかない、というよりもランクマの仕様をひとつのゲームにしてるからランクマを楽しめって形にしてるんです。マジですごい。
次はカードがハチャメチャ!
ウォーブレか?みたいなカードが結構あり、とりあえずわかりやすいのが大人気キャラアイアンマンとか
永続効果としてこのロケーションの合計パワーを倍にします。
ご本人は5コストでパワー0ですが(5コストの基準パワーは9くらい)、数字を競って大きかったら勝ちが基本のゲームで倍はズルだろ。
こういうなんか「シンプルに力がありそうだな〜」ってカードもあれば、ウォーブレだな〜ってカードが結構あっておもしろい。
まずこのミスターネガティブ。
デッキの中のコストとパワーが入れ替わります。
すげくね?
コスト帯それぞれの基準パワーは
1コス2、2コス3、3コス5、4コス6、5コス9、6コス12って感じです。
いや、損やんか。どこからどう見てもバチバチに損やんか。
って思うじゃん。
思ってる人は、まあいないと思うんですけど。
そうですね、こいつがいたら上記のアイアンマンが0コス5パワーでロケーションのパワーを倍にします。
すげくね?信じられないカード。
アイアンマンだけじゃなく、最後に出した永続カードの効果をコピーできるミスティークってカードはコスト3パワー0なので0コス3パワーの二人目アイアンマンを作ったりができたりします。
おバカゲームすぎて最高ですよね。
他にもスーパー運試しゲームができるロックジョー
こいつがいるロケーションに出されたカードはデッキのなにかと入れ替わります。
スーパーおバカカードですよね。
ロックジョーのところに1コスのカード3枚出してその3枚が6コスになったらまあ勝ちだわそんなん。
ただ各ロケーションに4枚しか置けないという都合上、ロックジョーの2パワーという貧弱スタッツにプラス3枚は運ゲーという結構な賭けになるのでアチいなって感じです。
そしてここからは「お前らがこのゲーム作ったんちゃうんか、お前らがルール壊すんかい」っていうスーパーカードたち。
まずこれね、マジック。
そのロケーションをリンボに変える。って書いてますけど、リンボってロケーションは
6ターンのゲームちゃうんかい、なんで7ターン目が追加されんねん。っていうスーパーおもろ効果です。
まあ普通にめちゃめちゃ実用的で、コンボを決めれたらまあ勝つだろみたいなデッキには結構入ったります。12枚デッキの内10枚使えるわけだからね。
そして、皆さんお待ちかねのギャラクタスです。
このロケーション以外を破壊します。
このロケーション以外を破壊する、って結構意味わかんないじゃないですか。
文字通りです。
3レーンの内2つ取れば勝ちのゲームを1レーンにしちゃう。
ドン引きですよね、これ。
まあ死ぬほど読みやすいしそんなに上手く決まる訳はないんですけど、まあ〜決まると勝ちですよねこんなん。
そうはならんやろってカードすぎて大好きです。
こんな感じのハチャメチャとハチャメチャとハチャメチャを組み合わせたゲームでめちゃめちゃ最高なんですけど、課金をしたからと言ってすぐ最高のデッキが組める!って言うわけではなく、最初はプール1のカード、次はプール2のカード、プール2まで集め終わったらプール3からの5をランダムに貰えるようになったり買えるようになるよ〜って感じなので、最初からベストなデッキを組みたいオタクたちには大不評かと思います(僕も最初そうでした)が、そもそも上記のハチャメチャルールとハチャメチャランクマで遊べるので、結構すぐプール3に来れました。
プール3まで来たらあとはハチャメチャカードたちがたくさん出てくるので、とりあえず序盤は普通に読み合いを楽しみましょう。
読み合いだけじゃな〜って頃にハチャメチャコンボができるようになって楽しくなります。
DCGとして見たらカードのプールは少なめでプレイングの幅も浅い、ポーカーなどの要素を含む読みあいゲームとして見たら相手の動きを予想しながら読み合っていく材料がある分かなり楽しめる、そしてロケーションの効果やロックジョーなど言ったカードにより運がめちゃめちゃ絡んでくるという絶妙なバランスで成り立っている最高のゲームなんで、かなりおすすめです。
「大体なんでもプラチナくらいまで行ったらやめる」という悪癖を持っている僕を知っている人が見たら驚嘆するであろう、僕が最高ランクに達するまでやっているという恐ろしい実績をこのゲームは持っているので暇な人はぜひやってみてはいかがでしょうか。